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Mini Album | |||||
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1st ALBUM <Skydancer> | ||
畳み掛けるように疾走しながらも常にメロディアスな(1)、クリーンで甘美なツインギターによるイントロから一転して疾走し複雑に展開していく名曲(2)、デス・ヴォイスと女性ヴォーカルの掛け合いによって幻想的に展開していく美しい大作(3)、緩急自在に展開していく(4)(5)、透き通るような女性ヴォーカルとデス・ヴォイス、そしてノーマル・ヴォイスの三者による悲しくも美しい(6)、その名の通りデス・ヴォイスとノーマル・ヴォイスのデュエットによりドラマティックに展開していく(7)と、捨て曲無しの名盤である。 メランコリックなデス・メタルを全編に渡って堪能出来る。ミカエルと二クラスのギターは悲しげに、美しい旋律を“歌う”。メロディアスなラインを奏でるマーティンのベースもGOOD!(10)〜(13)は日本盤ボーナス・トラックで、ミニ・アルバム「Of Chaos And Eternal Night」収録曲。 (レヴュー作成:2002年6月) |
2nd ALBUM <The Gallery> | ||
凄まじい速さのリフとミカエル・スタンネのブルータルな咆哮と共にメロディアスに疾走し、後半のスロー・パートでの2本のギターのハモリが琴線をふるわせる、ドラマティックな超名曲(1)を筆頭に、慟哭のサウンドが、これでもかと言わんばかりに炸裂する。叙情性・メロディ・ドラマ性に徹底的に拘った結果、メロディック・デス・メタルの究極の形が姿を現した。ここでの、ミカエルのヴォーカルは凄まじく、混沌の中を荒れ狂う野獣の如きである。凄まじい煽情力を発揮するギターのメロディ、怒涛の突進力を誇るアンダースのドラミング、センスの良いマーティン・ヘンリクソンのベース・ラインが渾然となり緩急自在に、ドラマティックに、時にプログレッシヴに展開していく様は圧巻!! 女性ヴォーカルやアコースティック・ギターの使い方も素晴らしい。 ファスト・チューンだけでなく、(2)(5)のようなスロー・チューンにおいても叙情味溢れ、(8)では悲哀のフレーズが胸を絞めつける。必聴!! (12)はボーナス・トラックで、’94年リリースのMETALLICAのトリヴュート・アルバム「Metal Millitia-A Tribute To Metallica」に彼らが提供したもの。これが以外にもハマっている。 (レヴュー作成:2002年6月) |
3rd ALBUM <The Mind's I> | |||
(1)(2)(4)に見られるようにリフが疾走し、突然リズム・チェンジして泣きのメロディが登場する展開は流石。暴虐的なミカエル・スタンネのヴォーカルは凄みが増し、デス声なのに狂おしいほどに切なく迫ってくる。特に女性ヴォーカルをフィーチャした、美しく、ドラマティックな名曲(7)における彼のヴォーカルはまさに慟哭!(12)はアコースティック・ギターとキーボードによる、美しくも悲しいインストゥルメンタルだが、彼らの音楽の源あるのはこのメロディだと思う。 (13)〜(15)は日本盤ボーナス・トラック。(15)は打ち込みとサンプリングで彼らの曲を加工したものだが、これだけはつまらない。 (レヴュー作成:2002年6月) |
4th ALBUM <Projector> | |||
前作までとはかなり方向性が変わっており、その変化には正直驚いた。具体的にはスピードや過剰なまでのアグレッシヴさが押さえられている点、そしてなによりもミカエル・スタンネがデス・ヴォイスだけでなく、クリーン・ヴォイスも使用しているということだ! そして、これがなかなか上手いのである。曲の雰囲気にも合っている。 デス・ヴォイスとクリーン・ヴォイスを効果的に使い分け、キーボードやアコースティック・ギター、女性ヴォーカルを上手く導入することで、ダークでメランコリックなサウンドにより深みが増した。或いは、過剰なまでのアグレッションを押さえたことで、曲が本来持つメロディがよりハッキリと浮かび上がったとも言える。特に(1)(2)(3)(7)(9)(10)はダークでメランコリックなDARK TRANQUILLITY流HMの秀作だろう。(6)は今までの彼等が提示して来た、メロディックに疾走するデス・メタル形式の佳曲。 全10曲。浮遊感漂う(8)は退屈だが、それ以外は聴けば聴くほどにハマる、メランコリックな世界。決して、軽くなった訳ではなく、アグレッシヴさは保持しているので御安心を。 それにしても、ミカエルがクリーン・ヴォイスのみで歌い上げる、(4)の美しさと切なさといったら・・・!! デス声を敬遠していた人も聴いて!!! (レヴュー作成:2002年6月) |
5th ALBUM <Haven> | |||
前半はテンポを上げて、子気味良く進んでいく。スピーティーなリフがメロディアスでスローなパートに展開していくドラマティックな(4)、深い絶望感をそのままサウンドにし、叙情的フレーズをたっぷりと塗したようなスロー・チューン(5)(6)(7)の出来は素晴らしく、、ミカエルのデス・ヴォイスは慟哭の世界を見事に表現している。心揺さぶられるデス・ヴォイス・・・。後半も独自のHMチューンが続き、大作(11)でクライマックスを迎える。 メランコリックな気分にどっぷりつかりたい、秋の夜に聴きたい捨て曲なしの名盤。ブリティッシュ風(?)で明るいリフが印象的な(12)は日本盤ボーナス・トラックだが、こういう曲も悪くはない(・・・というか、俺は好き)。CDエクストラで“There In”のヴィデオ・クリップも収録。 (レヴュー作成:2002年6月) |
6th ALBUM <Damage Done> | ||
アルバムは捨て曲無しで一気に聴かせるが、とにかく、新たな名曲(5)(8)が素晴らしい。文句のつけようが無いほどにクールなリフを持つこの曲でノックダウン間違いなし! 心揺さぶられる悲しみを紡ぎだす(9)も聴いているとどっぷりと浸りたくなる。 (10)は日本盤ボーナス・トラック。こちらも、ミドルテンポながらも中間部に愁いの展開を挟んだ佳曲である。(12)はインストゥルメンタルだが、まだSEの域は出ていない。 本作にはCDエクストラとして、“Mnochromatic Stains”のビデオ・クリップを収録。 (レヴュー作成:2002年12月) |
MINI ALBUM <Of Chaos And Eternal Night> | |||
(レヴュー作成:2002年6月) |