【呼びかけ人アピール】

生田周二(奈良教育大学教授 なら県民教育研究所事務局長)

 私が、呼びかけ人に名を連ねようと思いましたのは、個人的に候補者に直接、教育や文化の問題について一人ひとりに問いかけることができない、また候補者の見解がマスコミや選挙公報を通じて流されますが、一方的であることは否めない、こうした点を解決するためには、「届ける会」のような組織があればと思っておりました。ちょうど、1月始めに行われた教育研究集会で発表された岐阜市の教育オンブズマンの活動報告に興味を引かれたからかもしれません。

 県や市の教育や文化政策について、何らかの問いかけをすることが必要であり、いろんな人がいろんな見方から、県や市の教育・文化行政を見ていくことが、それぞれの分野の発展にとって欠かせないと思っています。確かに、このことは行政当事者や政策立案者にとっては、うっとうしく大変手間のかかることですが、結果的にはいい方向に向かう可能性が高いと思います。

 教育や文化の問題を考えるとは、一人ひとりが「自分とは何か」、「豊かさとは何か」や、「自分の生活はどんな意味があるのか」などを考えることでもあります。現在の不況の中で、忙しさが広がっている一方で、仕事がない問題もあります。こうしたアンバランスを打開するうえでも、教育・文化・福祉のあり方の問い直しが必要です。

 これは、子どもだけではなく、青年・大人の教育・文化環境についても考えていくことにつながります。自らの能力開発を自己責任に任せて、結果的には充分な自己実現が出来ないまま終わることは、結果的に社会のマイナスになり、負担を増大させます。本当の生涯学習社会とは、職業的・能力的な自己実現が果たせる環境を整備することでもあり、そうした部分への必要な投資が新たな活力を生むと考えます。


 以上が今のところの私の考えですが、多くのみなさんの積極的な関わりを期待しております。


丹羽 徹(大阪経済法科大学教授・奈良県学童保育連絡協議会会長)

 深刻な経済不況に加えて、イラク、北朝鮮問題を利用しながらの戦争への道に向かっていることに、多くの人が不安を感じ、反対の声を挙げています。

 子どもたちが健康で明るく育つために必要なものは何よりも平和です。平和を築くのは子どもに対する大人の責任でもあります。その平和の上によりよく生きられる社会をつくっていかなければなりません。

 社会的な存在としての子どもの成長発達に必要な条件を実現するため、みんなで手を取りあってがんばりましょう。私もわずかですがお手伝いさせていただければと思います。