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2010年 韓国の哨戒艦が撃沈


 2010年3月26日、大韓民国海軍の浦項級コルベット「天安」が、朝鮮半島西方の北方限界線NLL (注)に近い白翎島西南方において沈没した。
:北方限界線(NLL)は、朝鮮戦争の休戦に伴う黄海上の軍事境界線で、米国を含む連合国側が定めた。)
 「天安」は船体後方が爆発して、船体が2つに切断されて沈没、乗組員104名のうち46名が行方不明になった。2010年4月15日に切断された船体の後半部分が引き揚げられ、行方不明となっていた46名のうち36名の遺体が収容された。

 白翎島は、韓国の施政下にある「西海五島」(白翎島、大青島、小青島、大延坪島、小延坪島)の一つであり、韓国政府統治範囲の最西端にあたる。
 LINK 浦項級コルベット - Wikipediaに次の記述がある。哨戒艦という言い方は必ずしも正しくはないらしい。
『日本では2010年3月26日に発生した天安沈没事件に際し、PS:哨戒艦として翻訳・報道されたが、これはハングル表記の초계함を直訳した事によるものであり、正式な艦種はPCC(Patrol Combat Corvette)である。』

 2010年5月20日、軍と民間の合同調査団(韓・英・米・豪・スウェーデン)は、天安は北朝鮮による魚雷の攻撃を受けて沈没したと断定する調査結果を発表した。これに対し、北朝鮮の祖国平和統一委員会は、関与を否定し、謀略であるとして韓国を批判している。

 2012年8月27日、韓国地震研究所のキム・ソグ所長は、韓国海軍が放置した機雷が爆発の原因である可能性が高いと話し、複数の韓国メディアが報じた。
 これによると、事故当時の地震波と空中音波、水中音波を分析した結果、爆発によって生じた地震規模は、1970年代に韓国海軍が黄海上に配置し、そのまま放置した陸上操縦機雷の爆発力と一致するという。また、爆発の際観測されたバブル周期にも言及している。
 これらの状況から、2010年11月に起こった北朝鮮による延坪島(ヨンピョン島)砲撃事件は、韓国の捏造に対する報復であった可能性も示唆されている。




【LINK】
LINK サーチナ天安艦の沈没原因、救助隊員が「座礁」と証言し波紋が広がる=韓国(2011年8月23日付の記事)
LINK サーチナ北朝鮮メディア、対韓砲撃を否定…「“戦争狂”韓国の捏造」(2011年8月11日付の記事)
LINK YOMIURI ONLINE(読売新聞)韓国哨戒艦、沈没直前に「魚雷受けた」と報告(2010年6月10日付の記事)
LINK AFPBB News「北の魚雷攻撃」と断定、韓国哨戒艦沈没で調査団発表(2010年05月20日付の記事)
LINK YOMIURI ONLINE(読売新聞)軍艦沈没で韓国国防省「北関与の可能性低い」(2010年4月1日付の記事)
韓国の機雷説
LINK EUROPA(エウロパ)韓国哨戒艦撃沈事件、自国が設置した機雷が原因か(2012年8月30日付の記事) 〜個人のブログ
LINK サーチナ哨戒艦沈没、韓国軍が放置した「機雷」爆発か=韓国紙(2012年8月28日付の記事)
米原潜との衝突説
LINK 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜韓国哨戒艦沈没の真相〜真犯人はやはりアメリカ〜(2010年5月29日付) 〜個人のブログ
LINK 田中宇の国際ニュース解説韓国軍艦「天安」沈没の深層(2010年5月7日付)
北方限界線(NLL)
LINK 北方限界線 - Wikipedia
LINK シンシアリーのブログ盧武鉉元大統領の置き土産、「NLL放棄」とは(2013年6月21日付)
LINK 統一日報のブログサイト自由の波“盧武鉉・金正日対話録”の核心内容を確認公開!(月刊朝鮮12月号)
LINK 統一日報 - Wikipedia
LINK 月刊朝鮮 - Wikipedia
LINK 世界日報南北関係の発展と平和繁栄のための宣言(全文) 2007年10月4日付
 この宣言文の第3項のなかに、次の文言がある。
『南北は、西海での偶発的な衝突防止のため、共同漁業水域を指定し、この水域を平和水域とするための方案と、各種の協力事業に対する軍事的な保障措置問題など、軍事的な信頼構築措置を協議するため、南側の国防相と北側の人民武力相の間の会談を今年11月中に平壌で開催することにした。』
LINK 6.15南北共同宣言 - Wikipedia 2000年6月15日付




参考文献
LINK 天安沈没事件 - Wikipedia
LINK コルベット - Wikipedia
LINK 浦項級コルベット - Wikipedia
LINK 白翎島 - Wikipedia
LINK Google マップ白翎島の地図
LINK 北方限界線 - Wikipedia
LINK 延坪島砲撃事件 - Wikipedia



更新 2013/6/26

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