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私の離乳食一家言

長女の時は本や、色んなサイトで勉強したりして一生懸命離乳食を作りました。
各材料を茹でて、小分けして、冷凍して…。マッシュして、みじん切りして、裏ごしして…。
食べてくれる時もあれば、食べてくれない時も。
食べてくれない時は悲しいですね。
残されたくないから「食べろ食べろ」と言ってた気もします。
残った離乳食の量が明白なのも「残した」という事実を突きつけられてるようでいい気分ではありません。

そして今回、次女の離乳食を開始するにあたっておっぱいマッサージの先生たちとお話ししたり、
自分で考え直したりして、茜には離乳食作るのを止めました。

以下は私が手抜き離乳食を自信を持って決行したいきさつです。
今のところとてもうまくいっています。茜は喜んで毎日ご飯を食べています。
でもだからと言って本にあるような立派な離乳食全部を否定しているわけではありません。
それを美味しそうに赤ちゃんが食べて、お母さんが面倒だと思わないならそれでいいんです。
でも、もし赤ちゃんがその離乳食を喜んでいなくて、お母さんがとてもストレスに感じているなら…、
こんな方法もあるよ。試してみる?という提案なんです。



離乳食は特別食ではない

歯がない、消化器官が未発達であるという以外に、赤ちゃんが特別食をたべなければならない理由はありません。
固い、アクが強い、刺激物、アレルギー物質等でなければ赤ちゃんでも食べれるのです。
でも与えたくない物はあります。私の場合化学調味料は与えたくないので、離乳食をわざわざ作りませんが、出汁だけは昆布と鰹でとることにしています。一応、私のこだわりです(笑)

固 さ

おっぱいで育てるお母さんなら、赤ちゃんが結構強い力で噛むことを自分の体験でご存じだと思います。
おっぱいの固さくらいの食べ物を咀嚼する力がないなんて信じられないでしょ?
みじん切りの野菜を噛むのはかえって大変なので、大きめに柔らかく煮てやれば、裏ごししたり、マッシュしたりする必要もありません。

栄 養
バランス良く栄養を摂らせようと躍起になる必要はないんじゃないでしょうか。
まだ完全に離乳していない時期なら、完全栄養のおっぱいを飲んでいるんだから大丈夫だと思いませんか?
確かにおっぱいにも足りない栄養素(鉄分)があります。
しかし現在2歳のお姉ちゃんも育てていますが、その頃には大抵好みがハッキリしてきて、なかなか模範的な栄養満点な食事をさせるなんて難しいことです。
これはウチだけではないハズです。だとしたら、離乳食を食べる数ヶ月だけ必死になって「栄養が偏る」なんて気にするのはおかしいと思いませんか?
大人の食事にある程度気を配って作ったご飯なら、それを一緒に食べている事に問題はないはずです。
全く野菜を食べない、洋食ばかり、インスタントばかり…というような食事を大人がしているなら、大人ごと見直すべきでしょう。
赤ちゃんだけ、しかも数ヶ月に限ってバランスの完全にとれた食事をしなければならないというのは、やっぱり変です。

ストレス

手の凝った離乳食を作って食べてくれないとお母さんは大抵悲しいものです。
お母さんの「食べさせたい」は時にして、赤ちゃんにとって「食べさせられる」という感じを持たせていないでしょうか。
長女の時にはご飯中に「食べなさい」という言葉を使ったり、「もっと食べなさい」と言ったりしました。
離乳食を作らず、私のご飯から食べれる物をあげるようになって「これ食べる?」「これも食べる?」になりました。

この時期の食事は赤ちゃんの成長過程において栄養補給であるよりもまず、食べることを学ぶ機会なんじゃないでしょうか。
食べることは楽しい」そう教えたい。怒りながら食事をしたくない。させたくない。
それをより簡単に実行するために、私は離乳食を作るのをやめました。

味付け

赤ちゃんには「薄味で素材の味を活かして」。
どの本にも、保健所でもきっと言われたと思います。
私もそうして長女を育てました。
2歳になる今、長女は私たちと同じ味付けの物を食べるし、甘い物も大好きです。
極端なものは省きますが、赤ちゃんに害になるほど濃い味付けの物を大人が食べているなら、大人の食事も見直した方が無難です。
やはりこの数ヶ月の時期だけ薄味に徹しても仕方ないでしょう。
みんなが食べて美味しい物を赤ちゃんも食べたがります。みんなで食べれる味付けにすれば特別薄味にする必要はないはずです。
美味しい物は赤ちゃんはよく知っていて食べてくれます。
吐き出してしまう離乳食を味見しましたか?
お母さんも美味しい!と思ったでしょうか。
『本にあった通りだからいいはず』ではなくて『美味しいから食べさせてあげたい』の方が自然です。
そして赤ちゃんも喜ぶとは思いませんか?




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